輝く後輩たち 〜ファイエ・パプ・ムール君インタビュー〜



今回は、現在法学部2年に在学し、バスケットボール部 で活躍中のファイエ・パプ・ムール君にお話を伺いました。 パプ君はセネガル出身で高校時代を宮崎県の延岡学園高校 で過ごした後、関東学院大学に入学しました。
 パプ君は、昨年行われた第56回関東大学バスケット ボール選手権大会で、最優秀選手賞、得点王、リバウン ド王という輝かしい成績を残し、同大会で関東学院大学 バスケットボール部は1部リーグの青山学院に勝利する という快挙を成し遂げました。
その後、バスケ部は第83 回関東大学バスケットボールリーグ戦(第3部B)で4戦 全勝優勝し、見事3部リーグAに昇格しています。




Q:なぜ関東学院を選んだのですか

高校(宮崎・延岡)時代は卒業したらプロになろうと思っていて、大学に進学する気はありませんでした。でも、恩師に日本に残ることを強く勧められ、大学に一度入ってからプロになってもよいのではと言われ、恩返しがしたいという感謝の気持ちもあり日本での大学進学を決めました。その恩師に関東学院を紹介されましたが、そのときはまだ関東学院がどこにあるかも知りませんでした。



Q:関東学院のバスケットボール部についてどう思っていますか

正直言うと、最初は出身高校と比べて関東学院のレベルにショックを受けました。メンバーの意識もバラバラなところがありました。でも今では、100パーセントとはいかないまでも7〜80パーセントくらいはまとまってきたかなと思います。
悲しいのは、いつも決まった5人のメンバーしか試合で活躍できないことです。メンバー全員が活躍できる機会がもっと増えればいいなと思います。
試合については、勝ち負けだけが大事だとは思っていません。でも、出る以上はがんばりたいし、自信をもってやっていきたいです。チームのレベルが上がることは自分のレベルも上がるということです。一番大事なのは熱いハートです。勝ちたいという気持ち、チームのためにという気持ち、バスケが好きという気持があれば、絶対によくなります。
昨年の関東大学バスケットボール選手権で、(一部リーグの)青山学院に勝てたのは、関東学院の気持ちの方が強かったからだと思っています。難しいことでも、最初から無理だと諦めてはいけないと思います。
リーグを一つあがるだけでもとても大変なことだけど、卒業するまでにひとつずつ上を目指していきたいです。



Q:バスケットボールを始めたきっかけは?

6歳から10歳まではサッカーをやっていました。10歳のときに友達が入っていたバスケチームの監督にスカウトされたのがきっかけで始めました。サッカーだと怪我をよくするし、バスケも面白いかなとそのとき思いました。



Q:授業は楽しいですか?

楽しいものも、ちょっと難しいなというものもあります。授業にはちゃんと出席し、単位も取れています。大学に入った以上、バスケだけじゃなく勉強も同じようにがんばらないといけないと思っています。



Q:休みの日は何をしていますか?

普段は練習で忙しくなかなか友達と遊ぶ時間を取れませんが、今は遊ぶよりも練習を優先したいという思いの方が強いです。たまに飲み会に誘われたりしますが、私はタバコも吸わないしお酒も飲みませんので、そういうときはジュースを飲んでいます。 音楽が好きで、ヒップホップやR&Bをよく聞いています。邦楽はあまり聴きません。
休みの日は、大体ジムでのトレーニングや個人練習をしています。どのスポーツでも同じだと思いますが、そういう日頃の積み重ねの成果が試合のときに現れてくるので、とても大事なことだし欠かせないものだと思っています。



Q:ご家族は?

両親と兄が二人、姉が一人です。一人の兄はニューヨークでデザイナー、もう一人はイタリアでプロ選手としてバスケをやっています。
両親とはたまに電話で話します。なかなか会えなくて寂しいですが、今年の夏は帰る予定なので嬉しいです。宮崎には日本のお父さん(高校時代の恩師)がいるので、毎年帰っています。



Q:将来の夢は?

やはりNBAに入りたいです。でも、日本の大学からそのまま行くのは難しいので、一度日本でプロになってから目指したいと考えています。日本のプロになるのにも国籍の問題などクリアしないといけないことが色々あって大変ですが、がんばります。



インタビュー後記:

パプ君は、多忙なスケジュールにも関わらず、今回のインタビューにも快く応じてくれ、とても丁寧に答えてくれました。その言葉の端々から、バスケットボールを心から愛する気持ち、チームメンバーへの想い、周りの人への感謝の気持ちが伝わってきました。言葉もまったく分からない状態で日本にやってきて、現在は大学生として部活と勉強を立派に両立させている彼の、「最初から無理だと諦めてはいけない」という言葉には、とても勇気付けられます。パプ君には既に日本の企業やアメリカからオファーが来ているそうで、NBAで活躍する姿を目にする日もそう遠くはないかもしれません。
パプ君はもちろん、関東学院大学バスケットボール部のさらなる活躍に期待し、応援していきましょう!
 (2008.4.26於小田原キャンパス、法学部3期卒N・H)




*関東学院大学バスケットボール部公式サイト  http://kgu-wildbeasts.com/